マタイによる福音書


マタイ105-15      12人を派遣する

 

イエス様は、12人を派遣します。イエスの御心と同じことをするために、弟子たちを遣わすのです。「天の国は近づいた」と宣べ伝えなさいと、イエス様は言いました。そして、病人を癒しなさいとあります。そして、死者を生き返らせ、重い皮膚病の人を清くしなさい、とあります。イエス様がしていたことを、弟子たちは継承しているのです。イエス様は、完璧な存在でした。にもかかわらず、人間を愛し、人と助け合う道を選びました。神さまは、私たちも一人一人愛し、神さまの使命のために用いてくださいます。一人一人役割が違いますが、一人一人は宝物なのです。

 そして、平和があるように、と挨拶しなさい、とあります。神さまの平和は、私たち一人一人にあるのです。平和があるようにの中には、様々な意味があります。「神さまは、あなたに平和を与え、あなたを愛していますよ」という意味もあったかもしれません。

 

感想

・サマリア人とは、前3世紀ころから、ユダヤ人と犬猿の仲になった。

・異邦人の土地では宣教は、なぜ禁じられているのでしょう。まず、イスラエルが救われ、異邦人が救われることを願っていると思います。

・杖は当時、獣から守るための道具だった。福音の妨げになるには、何ももたずに、でていくことをイエス様は述べています。まったく神さまを信頼して歩みなさい、ということです。

8節の「ただで受けたのだから、ただで与えなさい」と、神さまの恵みをプレゼントとしていただいたのだから、ただで奉仕をしなさい、ということ。

 

・信仰者の歩みは、自分の蓄えた財産や能力、功績によって支えられているのではない。