マタイによる福音書


マタイ101-4    

1 イエスは十二人の弟子を呼び寄せ、汚れた霊に対する権能をお授けになった。汚れた霊を追い出し、あらゆる病気や患いをいやすためであった。

2 十二使徒の名は次のとおりである。まずペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、

3 フィリポとバルトロマイ、トマスと徴税人のマタイ、アルファイの子ヤコブとタダイ、

4 熱心党のシモン、それにイエスを裏切ったイスカリオテのユダである。

 

イエスは、新しいイスラエルである教会をつくるために、12人を使徒としました。使徒とは、神さまによって遣わされた者である、という意味です。彼らは、特別に才能があったからではありません。彼ら自身も、弱り果て、打ちひしがれている者たちでした。しかし、神さまの恵みによって使徒とされました。

 私たちの教会も、神さまの召しによって、神父や牧師がたてられ、教会があります。私たち自身に、イエスは一人一人、収穫は多いが、働き手は少ない、と言ってくださるのです。そして、私たちは何をなすべきか、聖霊によって教えられていくのです。

 

感想

12という数字は、イスラエル民族の12という数字があるのでしょう。いま、新しいイスラエルをイエスは樹立しようとしておられるのです。

・ペトロとアンデレ、ヤコブとヨハネは漁師だった。

・徴税人のマタイもいた。

・使徒とされたのは、「汚れた霊に対する権能をお授けになった。汚れた霊を追い出し、あらゆる病気や患いをいやすためであった」であった。

 

・使徒とは、遣わされた者、という意味。