マタイによる福音書

マタイ1413-21

 

男性だけで5000人もいますから、女性と子どもたちをあわせると1万人はいたでしょう。

夕方になってきて、弟子たちは「群衆を解散させてください。そうすれば、自分で村へ食べ物を買いに行くでしょう」とイエス様に言いました。ところが、「行かせる事はない。あなたがたが彼らに食べる者を与えなさい」と言われました。弟子たちは、「ここにはパン5つと魚2匹しかありません」と言います。イエス様は、「それをここに持ってきなさい」と言われるのです。

 私たちは、自分の小ささ、ちっぽけな姿に落胆してしまうことがあります。しかし、落胆しなくても、神さまの前に差し出す時、豊かに祝福して用いてくださるのです。神さまの前で、諦めなくてよいのです。精一杯のことをして、後は神さまにまかせるとき、神さまは豊かに祝福してくださるのですから。

 

 

感想

・私たちは、わずかなものしかない。しかし、そのわずかなものでさえ、イエス様に前にさしだすとき、「それをここに持ってきなさい」と言われる。たったこれだけ、と思うけれど、神さまは、私たちの精一杯の奉仕を喜んでくださるし、祝福してくださる。

 

・神さまの前で、諦める必要はない。弟子たちに、この話が語られている、ということは、キリスト教会に語られているのかもしれない。私たちが、わずかな奉仕しかできないかもしれないけれど、時間と賜物を神さまにささげる時、それを祝福して用いてくださるのが神さま。