マタイによる福音書

マタイ1353-58

 

イエス様はふるさとナザレに帰ってきました。会堂でも教えられました。しかし、先入観が邪魔をしました。この人は、大工の息子ではないか、母はマリアではないか、と。先入観は、私たちの心を邪魔するのです。神さまはわたしたちを愛してくれているのに、悪魔は、愛されてない、と思わせるのです。先入観を取り除き、まっすぐに神さまの言葉を受け止めましょう。

 故郷では、奇跡はあまり行いませんでした。奇跡は行えたけれど、イエス様は強引に信じさせてやろうという、気持ちがなかったのです。最後まで、私たちの心に寄り添ってくださるのです。

 

感想

・イエスは故郷にお帰りになった。

・故郷ナザレの人は、この人は大工の息子ではないか、母親はマリアというではないか、と言いました。

・自分たちの中から救い主がでるはずはない、という先入観があったのかもしれない。

・先入観、私たちの信仰を邪魔する。こんな自分は愛されないのではないか、と自己肯定感を低くしてしまうことがある。しかし、こんな自分でも神さまは愛してくださるのである。先入観を捨てていきたい。

 

・イエスは、ナザレの人々が不信仰だったので、あまり奇跡は行わなかったとされる。それは、無力を示されたのではなく、私たちに心をあわせてくれたのかもしれない。強引に奇跡を行って信じさせようとするのではなく、あくまでもナザレの人たちの態度にあわせられた。そこに、神の子としての謙遜がある。