マタイによる福音書

マタイ216-23

 

ヘロデ王は、2歳以下の男の子を一人残らず殺させました。しかし、私たちの中にも、自分が中心でいたい、自分が支配したいという心が、どこかにないでしょうか。心の中心は、イエス様に住んでもらうのが、一番安全策です。それは、「私の中心に、イエス様がいてください」と祈ることです。どんな時も、ヨセフのように、神さまの言葉に従順であることが、神さまに喜ばれるのです。では、どうしたら従順になれるのでしょうか。それは、祈りの中で、「自分は神ではないから、なにも知っていない」と謙虚になることです。すると、「あなたはかけがえのない存在。あなたは、神さまに愛された子ども」という聖書のメッセージが聞こえてきます。イエス様の特徴は、愛にあふれていることです。たゆまず祈り、何が神さまの御心なのか探ってみましょう。一人ではなく、神父さんや牧師さんに祈ってもらう、信頼できるクリスチャンに祈ってもらう、という方法もあります。

 

感想

・ヘロデ王は、ベツレヘムとその周辺一体の、2歳以下の子どもたちを虐殺します。

・ヘロデ王は、自分の王座を奪われることを畏れました。それは、私たちの心にもあるのではないでしょうか。自分が支配したい、自分が神になりたい、自分が正しく相手が間違っている、という罪です。

  ・ヨセフに、再び主の天使がやってきて、夢で現れました。「起きて、子どもと母親を連れ、イスラエルの地に行きなさい」。ヨセフは、非常に恐れた、と書かれています。ところが、夢でお告げがあり、ガリラヤ地方にひきこもり、ナザレという町に行って住みました。