マタイによる福音書


マタイ619-21

あなたがたは地上に富を積んではならない。そこでは、虫が食ったり、さび付いたりするし、また、盗人が忍び込んで盗み出したりする。富は、天に積みなさい。そこでは、虫が食うことも、さび付くこともなく、また、盗人が忍び込むことも盗み出すこともない。あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ。

 

私たちは、何を信頼して生きているでしょうか。貯金であったり、財産であるかもしれません。しかし、神さまは、財産であっても、わかちあうことを求めています。貯金することは悪いことではありません。計画的に生きることは、大切なことです。しかし、お金の奴隷になってはいけません。お金によって、命をかうことはできません。私たちができるのは、わかちあうことです。人の幸せは、人と人との間にある愛の中にあるのです。いくら宝くじがあたり財産があっても、自分だけのみで使うのなら、幸せになることはできないのです。それは、どんなにお金があっても幸せになれないのです。

 ではどうしたら、幸せになれるのでしょうか。それは、わずかなものでも、神さまに感謝するとき、幸せになれるのです。一つ一つのものが、たとえわずかであっても、神さまに感謝し、与えられたものを喜ぶとき、人は幸せになれるのです。

 私たちは、何を一番優先させているでしょうか。自分の富でしょうか。それとも、神さまのみ旨でしょうか。神さまのみ旨を優先し、神さまにゆだねるとき、思い煩いから解放されるのです。必死で自分を守ろうとする恐れから、解放されるのです。

 

メモ欄

・冨とは、私たちが頼りにしている財産

・計画的に貯金することはだめなのか?

・あなたの心の拠り所はどこなのか、イエスは問うている。

・神さまにより頼んで生きることをイエスは求めている。

・私たちの幸せは、人と人との間にある愛の中にある

・いくら金銭があっても幸せになれない。神の言葉によって幸せになれる

 

・利害損得をこえて、神さまのみ旨に生きることが、幸せな生き方