マタイによる福音書

マタイ99-13 マタイを弟子にする

 

マタイは暗い顔をしていたでしょうか。税金をとっていたマタイという人物を座っているのを、イエス様は御覧になりました。イエスは、慈しみにあふれるまなざしで、マタイを見た事でしょう。そして、私に従いなさい、と言われました。イエス様は、どんな人も無条件に愛されました。

 ファリサイ派の人たちは、それにはびっくり。イエス様が、罪びとや徴税人とご飯を食べているからです。イエス様は、「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪びとを招くために来た」とおっしゃいました。イエス様は、どんなに汚れていようとも、一人一人を大切になさいました。

 私たちは、神さによって憐れまれているのです。ですから、座っている場所から立ち上がり、イエスに委ね、従っていきたいと思います。

 

 

感想

・当時、イスラエルはローマに支配されていた。通行税は、ローマ人が直接とるのではなく、ユダヤ人の中から選んで、代わりに徴税させていた。

・徴税人は、税金を多くとって自分の懐にいれていたので、忌み嫌われていた。

・しかし、イエスは形だけの愛よりも、そのような人たちを救う神の愛を説いた。

・徴税人マタイは、金持ちであったかもしれないが、ユダヤ人社会から疎外されていたので、孤独であったことだろう

・マタイは座っていたが、立ち上がった。彼の人生が変えられたことを表している。

910の「その家」とは、イエスの住んでいた家だったのか、マタイの家だったのかは分からない。

・ホセア66「わたしが喜ぶのは/愛であっていけにえではなく/神を知ることであって/焼き尽くす献げ物ではない。

・自分の正しさを主張するのではなく、神さまの憐みを学ばなければならない。

 

・イエスは、ファリサイ派の人も、マタイも、私たちも、すべての人を弟子とするために招いておられる。