マタイによる福音書

マタイ624 聖書協会共同訳

「誰も、二人の主人に仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛するか、一方に親しんで他方を疎んじるか、どちらかである。あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」

 

お金は、私たちを救うことはできません。死んでから、もっていくこともできません。お金の奴隷になることはできないのです。

また、自分自身を主人にすることもできません。自分は、他人の評価を気にしたりします。自分は、とても弱い不完全な存在です。ですので、自分を主人にすることはできません。

最も頼れる方は、神さまです。神さまは、いつも変わらずに私たちを愛してくださいます。貯金するのが悪い、という意味ではないと思います。ある程度の貯金がないと、困ってしまいます。しかし、いつも本当に支えてくれている者はなんであるのか。人生の中心にあるのは何であるのか、ということです。人生の中心は、神さまにしましょう。神さまこそ、私たちの土台です。

 

メモ欄

・神と富という、2人の主人に仕えることはできない

・人は、自立して生きていくこともできない、弱い存在。いつも他人の評価や、自分の損得を考えてしまう存在。

・仕えるとは、召使いが主人に仕える言葉

 

・私たちの命を生かしている存在は神さま。神さまを主人にしていきたい。