マタイによる福音書

マタイ2029-34

 

エリコの町を出ようとするとき、道端で物乞いをしていた二人の盲人が叫びました。「主よ、ダビデの子よ、わたしたちを憐れんでください」。群衆は、𠮟りつけて黙らせようとしましたが、2人はますます「主よ、ダビデの子よ、憐れんでください」と叫びました。二人は、このチャンスを諦めませんでした。イエス様の前で、たとえどんな評価をされようとも、叫び続けました。

 イエス様は立ち止まって、「何をしてほしいのか」質問しました。二人は、「主よ、目を開けていただきたいのです」と頼みました。イエス様は、深く憐れんで、目にふれると、盲人たちは目がみえるようになりました。

 ありのままの世界、ありのままの相手が見えるようになりました。二人は大喜びだったことでしょう。そして、2人は、そのままイエス様に従いました。がむしゃらに、イエス様の前で諦めない事。叫び続ける大切さを、2人の盲人は示してくれます。イエス様の前で、私たちも憐みを求めましょう。

 

黙想

・エリコの町を出た時の話し

・マルコによる福音書では、ティマイの子バルティマイと名前が書かれている。

・二人は物乞いをして生活していた。

・もはや、神さまに頼るしかない苦しみの祈りの言葉だった

・イエス様は、立ち止まりました。そして、「何をしてほしいのか」と質問します

・二人は肉体的な目が開かれたと同時に、心の目も開かれたことでしょう。一番大切なことを見分けられる力もついたことでしょう。

・二人は、目がみえるようになって、イエスに従いました。

・謙遜な心で、いつも自分の問題は何なのか認識しておきましょ