マルコによる福音書


聖書の言葉

 7そして、十二人を呼び寄せ、二人ずつ組にして遣わすことにされた。その際、汚れた霊に対する権能を授け、 8旅には杖一本のほか何も持たず、パンも、袋も、また帯の中に金も持たず、 9ただ履物は履くように、そして「下着は二枚着てはならない」と命じられた。 10また、こうも言われた。「どこでも、ある家に入ったら、その土地から旅立つときまで、その家にとどまりなさい。 11しかし、あなたがたを迎え入れず、あなたがたに耳を傾けようともしない所があったら、そこを出ていくとき、彼らへの証しとして足の裏の埃を払い落としなさい。」 12十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。 13そして、多くの悪霊を追い出し、油を塗って多くの病人をいやした。(マルコ6・7-13)

 

黙想

マルコ67-13

 

福音宣教は、2人一組にして、イエス様は派遣しました。一人で困らないように、いつも誰かがいてくれるように、そうしたのです。私たちは一人で、頑張ることは大切ですが、一人の力は発揮できないときがあります。助け合う時に、その力が発揮されることをイエス様は知っていたのです。

 現在は自立が叫ばれて、一人一人が誰にも迷惑をかけないで生活することを教えられますが、本当の自立とは、多くの助けてくれる人がいることに気づくことです。自立とは、多くの人に支えられて生活することです。本当の自立を見失わないように、今日も助け合って、福音宣教の喜びの旅にでましょう。

 

・イエス様は、一人で困らないように、弟子たちを二人で一人組にしました。

・福音宣教の旅の荷物は、少なければ少ないほど、良いようです。

・祈りの中で、荷物を一つずつ減らしてゆきましょう。礼拝の中で神さまに祈り荷物を減らし、身軽になって社会に派遣されてゆきましょう。

・大きな荷物を背負っていたら、山の上の場所に宣教に行けないかもしれません。身軽であれば、山を登って宣教することができます。

・弟子たちは、悔い改めさせるために宣教しました。多くの悪霊を追い出し、油を塗って多くの病人をいやしました。