マルコによる福音書


マルコ634-44

 

イエス様は、愛をこめて、弟子たちにパンと魚を配らせました。たった5つのパンと2匹の魚が、みんな満腹したそうです。イエス様の奇跡を、私はそのまま信じます。それとともに、イエス様の愛という栄養のつまったパンも、同時に食べたと思います。

 子どもは、親に作ってもらった手料理を忘れることはないでしょう。どんなに忙しい時でも、親に作って栄養たっぷりな食事を食べて、自分は愛されているんだ、と思うでしょう。イエス様も同じです。栄養たっぷりの、命のパンを造ったのかもしれません。それを、一人一人に配ったときに、みんなは満腹したのです。ほんのわずかなものであっても、一切れのパンでも、人は幸せになることができるのです。

 

黙想

・イエス様は、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められました。

・そのうち、時がだいぶたったので、弟子たちは「人々を解散させてください。そうすれば、自分で周りの里や村へ、何か食べる物を買いに行くでしょう」。

・イエス様は、「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい」と言われました。

・イエス様が5つのパンと、2匹の魚を見た時に、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて、弟子たちに渡して配らせました。

・すべての人が、満腹しました。

・私たちの時間も、助けに求めてくる人のために使うならば、わずかな時間でも命のパンに変わります。

・真心をこめた言葉や、一通のハガキでもいいでしょう。

 

参考リンク

片柳弘史神父のブログ、バイブル・エッセイを参照しました。

 

https://hiroshisj.hatenablog.com/entry/2020/08/01/225848