マルコによる福音書


マルコ61-6

 

イエス様は、故郷ナザレに帰ってきました。そこでは、奇跡はごくわずかなことをして、大きな奇跡は行いませんでした。イエス様は、奇跡を行いませんでしたが、そこにイエス様は、人々に寄り添っていたことが、示されています。

 あっと言わせる奇跡ではなく、日常の中で生活に寄り添う事をイエス様は大切にされたのです。それこそ、本当の奇跡なのです。

 私たちも、悲しみに沈んでいる人に、生きることに疲れた人に、何もすることができないときがあります。しかし、そっと寄り添って、手をにぎりあうことはできます。大きな奇跡ではなくても、共に生きるという奇跡を起こすことはできます。

 

黙想

・イエスは、故郷であるナザレにお帰りになりました。弟子も一緒でした。

・安息日は会堂で教えられました。

・この人は大工ではないか。マリアの息子ではないか、と言われました。

・そこでは、ごくわずかの病人に手をおいていやされただけで、そのほかは何も奇跡を行うことはおできになりませんでした。

・奇跡の力は、信じるということがなければ、起こらないということに気づかされます。

 

・私たちも、蘇らせるという奇跡は起こせなくても、疲れた人に聖書のオアシスのようなみ言葉で癒せる奇跡、怒りに満ちた人に慰める奇跡は、起こせる可能性はあります。