マルコによる福音書


マルコ930-32

 

イエス様は、人に気づかれるのを好まれなかった、とあります。イエス様でさえも、そのような時があったのです。特別に大きな奇跡をなすのは、これ以降、バルティマイという盲人の癒しの奇跡だけで、大きな奇跡はなすことはしません。

 弟子たちは、イエス様の受難予告を怖くて、尋ねられませんでした。イエスの死を信じられなかったのかもしれません。弟子たちは、「こうであるべき」というイメージをイエス様に持っていたのでしょう。強くて、たくましくて、強いイメージです。そのような固定観念が、イエス様の言葉を聞くことから、妨げていたのでしょう。

 

 神さまの言葉を聞く時は、自分の固定観念を捨てなければなりません。人生はこうであるべきと思っていたら、せっかく神さまが最善に導いてくださっているのに、信じられなくなる時があります。私たちは安心して、神さまの導きに委ねて、心を柔らかくしていましょう。