マルコによる福音書


マルコ31-6

 

会堂で、片手の萎えた人をイエス様は見つけました。安息日は、仕事をしてはいけないという教えがあったので、人を癒すことも禁止されていました。ところが、イエス様は新しい教えを伝えられました。安息日にしていいことは、人を救う事か、殺すことか。イエス様は、人を救う事を教えられました。

 そして、片手の萎えた人に真ん中に立ちなさい、と言われました。おそらく、自分なんて駄目な人間だから、片隅にいようと思っていたのでしょう。イエス様は、真ん中にでてきなさい、と言われました。そこは、神さまの愛のあたる陽だまりです。誰もが、神さまの愛を受けるにふさわしい人間なんだ、ということをイエス様は教えられました。

 

黙想

・イエス様は会堂にいました。

・そこに片手の萎えた人がいました。

・イエスは、手の萎えた人に、真ん中立ちなさい、と言われました。片隅にいなくていいよ、神さまはあなたを心の底から愛しているのだから、真ん中に来なさい、ということでしょう。

・安息日に律法で赦されているのは、善を行う事か、悪を行う事か。命を救う事か、殺すことか、とイエス様は言われました。

・イエス様は珍しく怒ってあたりを見渡しました。そして、彼らのかたくなな心に悲しまれました。

・イエス様は、片手の萎えた人に、手を伸ばしなさい、と言われ、癒されました。

 

・ファリサイ派とヘロデ派の人は、どのようにイエス様を殺すか相談し始めました。