マルコによる福音書


マルコ71-23

 

神を愛すると口先だけで言いながら、弱い人たちや、律法を守られない人を罪びと弱りにする人を見て、イエス様は黙っていられませんでした。自分たちの言い伝えを大事にして、もっとも大切な神さまの掟をないがしろにしていたのです。口先だけではなく、愛のある行動をもって、神さまを賛美する者となりたいです。

人の言葉で腹をたてていたり、思い上がっていたりするのは、ありのままの姿を神さまの前で受け入れていない自分にあるかもしれません。弱い自分も受け入れられていることを覚えて、他人に左右されずに、普段通りの自分で冷静に生きられますように、神さまに祈りましょう。

 口先だけではなく、行動をもって愛を示していくものとなりますように。

 

黙想

・ファリサイ派の人々と数人の律法学者たちがエルサレムから来て、イエスのもとに集まってきました。

・イエス様の弟子たちの中で、手を洗わずに食事をする者がいました。

・神を愛するとは口先だけでは言いながら、弱い人たちを罪びと世張りする律法学者たちを、イエスは黙っていられなかったのでしょう。

・言葉だけではなく、愛から自然にあふれて来る行動によって、神さまを賛美することができますように。

・心を汚すのは、外からだけのものではなく、内側からわきあがってくるもの。

・他人の言葉で腹がたったり、思い上がったりするのは、ありのままの姿を神さまの前で受け入れていない自分にあるかもしれない。

 

参考リンク

片柳弘史神父のブログ、バイブル・エッセイを参照しました。

https://hiroshisj.hatenablog.com/entry/20120902/1346575987