マルコによる福音書


マルコ1228-34

 

 イエス様は、最も大切な掟として第一に、神さまを愛しなさい、と言われました。神さまを愛するためには、どんなことを最初にすればよいでしょう。まずは、神さまの愛を知識ではなく経験することが、大切であると思います。神さまに祈る中で、自分は自分として愛されている事に気づいてきます。花は、自分のカラーをもっているように、人間も、一人一人自分のカラーを神さまから与えられています。カラフルな世界こそ、心はときめくのです。あなただけの大切な色。自分の色をなくそうとするのではなく、神さまに創られた自分の色で勝負しましょう。

 自分を愛したならば、今度は隣人を自分のように愛しましょう。自分にとって、好ましい存在だからという理由だけではなく、たとえ好ましくなくても愛しましょう。相手が相手だから、と理由だけで、心から敬愛しましょう。

 

黙想

・神である主を愛しなさいというとき、まずはじめにするのは、どれほど私たちが神さまに愛されているか、ということです。

・野に咲いている花からも、神さまがどれほど私たちを愛しているのか、はっきりと見えてきます。

 

・自分をありのままの姿で愛されている事を知りましょう。そうすると、弱くて不完全な相手も、ありのままの姿で愛せるようになるでしょう。