マルコによる福音書


マルコ15・6-15

 

聖書が教えていることは、最初に神さまを信じなさいではありません。神さまがわたしたちを愛していることを信じなさい、ということです。私たちが神さまを愛したのではなく、神さまのほうが最初に私たちを見つめてくださったのです。それを信じなさい、というのです。

 バラバという罪びとが、一人釈放されました。私たちの誰もが、バラバなのです。イエス様の身代わりによって、私たちの罪は赦されるのです。バラバはその後、どのように生きたのでしょうか。イエス様によって救われたのは確かなことです。もしかして、イエス様の弟子になったのかもしれません。それは分かりません。

 

 私たちは、神さまに赦されて歩む、神さまの子どもです。私たちは、イエス様の十字架によって赦されるのです。複雑にしてはいけません。神さまの愛を複雑にして、難しい話にしてはいけません。十字架の愛は、とてもシンプルなのです。子どもでもわかるものなのです。それは、神さまはわたしたちのために死んで、私たちを救ってくださった。神さまは、私たちを愛していることなのです。